世界最大の汽船会社であるマースク・グループは、2017年6月27日に大規模なサイバー攻撃を受けた。マースクのITシステムは攻撃により複数の事業部門で停止した。これによりマースクは新規予約の受付に影響を受け、情報の送受信や顧客とのコミュニケーションができなくなった。 マースクの子会社であるAPMターミナルも影響を受けた。APM USAのほとんどのターミナルは、マースクのサイバー攻撃を受け、予防措置として6/28に閉鎖されたが、6/30まで閉鎖されるポートエリザベスNJを除き、その後再開された。他のターミナルに寄港するマースク船舶は通常通り稼動している。海運業界は近年、業務のデジタル化を強力に推し進めているが、その一方で、サイバー攻撃に対する脆弱性も抱えている。
なお、本事象による住商グローバル・ロジスティクスへの影響は一切ございませんので、貨物に影響があると懸念されるお客様には、情報共有やサポートをさせていただきます。
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